研究結果のメディアへの発表(その2)/ 宮岡等先生2013.09.22
結果からみて考察や展望に飛躍のあるまま受理されている論文も少なくないようです。ただ雑誌は専門家が読むことを想定しているのであまり問題にならないのかもしれません。一般の方に割り引いて読んでいただくことを期待してはいけないと考えますから、議論すべきは研究者と一般メディアに求められる姿勢ですね。私は日本の今の医学メディアに多くを期待できないと考えていますので、研究者がプレスリリースの時に、自らlimitationを積極的に、しつこいほどに述べることが必要かと思います。ただある程度誇張気味、あるいは世の中にすぐ役立つかのように発表しないと研究費を獲得出来ないという問題も非常に大きいようです。(一部抜粋)