国連食糧農業機関(FAO)や世界食糧計画(WFP)などは1日、世界で慢性的な栄養失調状態にある人口が約8億4200万人に上ったとする報告書を発表した。昨年発表された10~12年の報告書の約8億6800万人よりは減少したものの、いまだに約8人に1人が飢餓に苦しんでいる計算になる。飢餓人口の大半は発展途上国だが、先進国でも約1570万人を占めた。飢餓人口の減少は発展途上国の経済成長に伴い人々の収入が増え、食糧が入手しやすくなったため。1990~92年と比較すると、途上国の飢餓人口は17%減少したという。2013.010.02 47NEWS