カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の研究によると、そんな人達には「世界をダークに見る遺伝子」というものが存在するらしい。彼らは「ADRA2b遺伝子欠損株」という名の“遺伝子メガネ”を通し、ニュートラルな世界をネガティブな視点で見るようにプログラムされているのだ。このADRA2b遺伝子欠損株は、神経伝達物質やホルモンとしても知られるノルアドレナリンに影響し、「感情的な記憶」や物事に対する「リアルタイムな認識」といったものの度合いを左右する。実験は207人の被験者を対象に実施。ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルな単語を矢継ぎ早に見せて、被験者がどの類の単語をより多く記憶しているかを調査。それによると、この遺伝子に欠損株がある個人は、ネガティブな単語をより多く覚えている傾向があることが明らかになった。2013.10.11IRORIO
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