自分の健康状態に過度の不安を抱いてネット上にあるおびただしい数の医療情報を片っ端から検索し、たとえ根拠がない情報であっても自分の症状に当てはめてますます不安に陥ってしまうような状態は「サイバー心気症(サイバーコンドリア)」と呼ばれている。米国ベイラー大学のThomas Fergus博士らの研究により、不確実なことや未知なるものに対する耐性が低い(=耐えられない)人は、サイバー心気症に陥りやすいことが分かった。健康な被験者512人(平均年齢33歳)に、「いつも自分の将来がどうなるか知りたいと思っているか」「いつも自分の健康について心配しているか」など、不確実なことへの耐性を問う質問をすると同時に、インターネットでの医療情報検索頻度を調べたところ、耐性が低い人ほど、医療情報をネット検索している頻度が高く、サイバー心気症に陥りやすい傾向にあることが分かった。2013.10.14 IRORIO
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