英ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、Yvonne Kelly氏らの最新の研究で、規則正しい睡眠が子どもの問題行動にも深く関与していることが明らかになった。2000年~2002年に生まれた10,000人以上の子どもを調べたところ、睡眠時間が日によって極端に異なる場合や、ベッドに入る時間が毎日違うなど、不規則な睡眠を強いられた子どもは体内時計がメチャクチャとなり、自閉症スペクトラム障害 (ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などを発症するリスクが高まるという。同氏が行った調査では新生児から3歳児の20%が寝る時間が定まっていなかったとか。この数値は5歳になると9%、7歳になると8%と徐々に就寝時間は決まってくるようだが、睡眠が不規則な子どもほど問題行動を示す数値も高くなることが判明した。睡眠が不規則な7歳児のくだんのスコアは8.5で、規則正しく睡眠をとっている同年齢の子どもの平均6.3~6.9に比べると明らかに高い。更に彼らの教師にも話を聞いたところ、睡眠時間が不規則な子どもほど、学校で問題行動を起こす割合も高かったという。2013.10.15 IRORIO
参考 [Pediatrics] Changes in Bedtime Schedules and Behavioral Difficulties in 7 Year Old Children
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