人間は生まれつき、脳がネガティブな経験に焦点を当ててしまう習性があるそうだ。そのため、人生においてポジティブな事が多く起きていたとしても、ストレスを感じたり不幸に感じたりしてしまうのだそうだ(本家/.、Atlantic記事)。これに対し、「Hardwiring Happiness: The New Brain Science of Contentment, Calm, and Confidence(幸福感を習慣にする方法:満足感、安らぎ、自信に関する新たな脳科学)」の著者である、カルフォルニア大学バークレー校のRick Hanson博士が、脳を訓練することで、ポジティブな経験が記憶に取り込まれるようになる方法を提唱している。Hanson博士によれば、脳はネガティブな経験から脳構築を行うのに長けているのだそうだ。たとえば、「 あつものに懲りてなますを吹く」ということわざもあるが、痛みを伴うと理解も速い。人間の祖先は、天敵や自然災害の脅威に日々晒されており、生きる上で切迫した状況やインパクトから学習できる脳が必要であったため、進化の過程でこうした特性が受け継がれてきたという。2013.10.30 slashdot
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