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最新の研究から、企業面接やプレゼンで優位に立つ方法を紹介します

①ハーバード・ビジネススクールの社会心理学者、Amy Cuddyさんが昨年発表した研究によると、面接の前に2分間「力のポーズ」をとった学生は、していない学生よりも素晴らしいスピーチをしたそうです。別の研究によると、力のポーズをとることでテストステロンが増加し、リスクや痛みに対して強くなるほか、リーダーシップ能力に対する自信も高まるのだとか。また、力のポーズは呼吸を楽して、神経を静める効果もあるそうです。
②Maarten Bos氏とAmy Cuddy さんが今年発表した研究によると、開いた姿勢でノートPCやデスクトップPCを使った後のほうが、縮こまった姿勢でタブレットやスマートフォンを使った後に比べて、より積極的な態度になるそうです。つまり、デバイスの大きさが、気分や自信に思わぬ影響を与えていることになります。
③英国の心理学者、Richard Wiseman氏は、こうした現象を「あたかも効果」と呼んでいます。あたかも幸福で自信に溢れたフリをしていると、実際に幸福と自信を感じ始めるのです。また、顔の表情は環境からも影響を受けます。母親から「さっきからずっと変な顔をしてるわよ」と言われたことはありませんか? しかめっ面で何時間もパソコンを見つめていると、気分もネガティブになります。今年イタリアで行われた研究によると、直射日光の下でしかめっ面をしていた人は、より怒りを感じ、攻撃的になっていたそうです。日陰にいた人はそうではありませんでした。
④昨年発表された研究では、「数学の問題を説明しながら特定の文字列を記憶する」実験を行いました。すると、ジェスチャーを使いながら話した被験者は、使わなかった被験者に比べて成績が良かったそうです。シカゴ大学のSusan Goldin-Meadow氏らによると、ジェスチャーを使うと計算処理を外部化、および視覚化できるため、脳の負担が減り、記憶に使えるリソースが増えるということです。ジェスチャーには、思考プロセスを助けるだけでなく、印象を良くする効果もあります。研究によると、手のジェスチャーを使ったプレゼンターのほうが、より有能で説得力がある印象を与えたそうです。声のトーンや話すスピードだけでなく、ジェスチャーもメッセージの伝達に大きな役割を果たしているのです。2013.11.13lifehacker

編集部