イタリアにあるピサ大学と国立の認知科学&技術の研究所の共同研究によって、“あくびによって感情も伝わっているのでないか”ということが明らかになった。研究によると、あくびは、親しい友人や家族、恋人といったより強く“つながっている同士”ではより速く、より頻繁にうつるとのこと。イタリア各地の動物園とも共同して行われ、このたびPLoS One誌に発表されたこの研究では、一年以上の間に100人以上の大人、400以上のペアに対し、厳密なデータの収集が行われた。その結果、あくびは昼食や仕事といった状況や、あくびを見たり聞いたりといったことでは伝染せず、同様に国籍や年齢、性別なども、あくびの伝染率に影響を与えないことが分かった。そしてあくびの伝染にもっとも重要なのは、あくびをする人どうしの関係の深さであることが分かった。あくびは親族、友人、知人、まったくの他人の順にうつりやすく、感染速度は、友人、親族、恋人、そして他人の順に速くなることが明らかになった。国立研究所のエリザベッタ・ヴィサベルギ氏は、脳の感情をつかさどる部分とあくびの伝染にかかわる部分が重なっており、伝染するあくびは、退屈のサインではなく、感情移入のしるしである可能性があると考察している。2012.02.16 Menjoy
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