オランダのライデン大学とアメリカのメリーランド大学がおこなった同調査では、半年以内に恋人ができた被験者43人を対象に、関係のある情報と無関係なものを素早く分別するなどのタスクをこなしてもらい、その認知制御力を分析。その結果、より深く恋に落ちている人ほど集中力が低く、無関係な情報を無視できずに判別に時間がかかっている、つまり認知制御が低いことが明らかになった。ただし、集中力の差に男女の違いはなかったという。調査を率いたVan Steenbergen氏によれば、愛情が集中力の妨げになるはっきりとした理由はわからないそうだが、愛する人のことで頭がいっぱいで、脳がキャパシティオーバーになっていると考えられるとのこと。2013.11.18 IRORIO