各製薬会社が本年度から始めた情報公開の評判が芳しくない。医療機関や医師に提供した研究費などの金額をホームページ(HP)で見られるようにしたものの、データの保存や印刷ができず、使い勝手が悪いからだ。「透明性を高めるのが目的のはずなのにこれでは逆効果」という不満も出ている。「形だけやったような感じを受ける。本当に公開する気があるなら、もっと使いやすいようにするべきだろう」。江戸川大の隈本邦彦教授(科学ジャーナリズム論)は、製薬会社の各社HPを見た印象をこう語る。日本製薬工業協会(東京)に加盟する約70社は本年度から、前年度に提供した資金の額や相手の名前を「研究費」「寄付金」「原稿執筆料」などの項目別に分けて、自社のHPで公開するようにした。製薬会社は新薬開発などの際、医療機関や医師に資金を提供して共同で取り組むのが一般的。ただ、金額が大きいうえに外部からは分かりにくく「不透明」という指摘が出ていた。このため、同協会では世界的に情報公開の流れが進んでいることもあって、一昨年に「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を策定。各社に情報公開を促すようにした。一歩前進のようにも思えるが、各社のHPを開くと「どうしてここまで不便な形にしたのか」と首をかしげざるを得ないつくりになっている。2013.11.25 中日新聞
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