米カリフォルニア州バークレー大学の研究によると、非常に幼い子供たちは、抽象的に自由なものの見方ができると判明。物事の具体性を学び、世の中の法則に翻弄されつつある5歳児よりも、自由な発想でものを捉える事ができるのだという。18〜30ヶ月ほどの幼児を相手に、2つのブロックを箱の上に置くという簡単な実験を行った。もし2つのブロックが全く同じならば、音楽が流れる仕組みになっている。その結果、大部分の幼児らは、3回ほど“お手本”を見せられるだけでそのパターンを学習し、研究者が正しいブロックを組み合わせられるよう“お手伝い”をしてくれるようになった。驚くべきことは、このような抽象的な実験を、5歳ほどの子供たちが上手く出来なかったことだ。「年長の子供たちは関連性を見つけるのが不得意なのです。彼らは物と物の関連性よりも、物質そのものに注目するようになるからです」と研究に携わった大学院生のキャレン・ウォルカ−は話す。「“学び”は抽象的で自由なものの考え方の妨げになっているのかもしれない。」2013.11.27 IRORIO
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