スペインのグラナダ大学の研究チームが、チョコレートをたくさん食べることが若い世代にとって、肥満度を表す指数のBMI値や、身体の脂肪にどう影響を及ぼすか調査を行いました。調査は、12.5~17.5歳の1,458人の若者を対象に、食事内容と身長、体重、BMI値などを調べたところ、チョコレートをたくさん食べる人は、BMI値から身体全体における脂肪量が少ないことがわかったのです。これと同様の調査は過去にもアメリカのカリフォルニア大学で行われており、この調査では頻繁にかつ定期的にチョコレートを食べる成人が、あまりチョコレートを食べない人に比べて、スリムであることがわかっています。チョコレートといえば高カロリーな食べ物のひとつ。そんなチョコレートを毎日たくさん食べ続けていたら、どんどん脂肪となって蓄積していきそうなのに、なぜチョコレートをたくさん食べている人は脂肪が少ないのでしょうか?先に紹介したいずれの論文でも、その原因についてはまだ明らかにされていませんが、チョコレートが何らかの形でメタボの原因となる脂肪を、相殺しているのではないかと考えられています。また過度のストレスがかかるダイエットは長続きせず、長期的に体重を減らすためには、厳しいルールを設けず適度に好きなものを食べることが秘訣と言われています。それゆえ、チョコレートを定期的に食べていることで、無理なくスリムになっている人が多いのかもしれません。2013.11.29 美レンジャー
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