小学校低学年の教室には、じっとしていられない、教室内を徘徊、授業妨害、嘘をついて友だちを振り回す、先生を無視する……さまざまな問題行動を起こす子どもがいる。これらを総称して「小一プロブレム」という。この現象は、親や教師が子どもをしかりつければ解決するといったシンプルな問題ではない。「むしろ誤った処理で片付けてしまうと、子どもの可能性を閉ざしてしまう恐れがある」と警鐘を鳴らしているのが、白梅学園大学学長であり東京大学名誉教授の汐見稔幸氏だ。教育学を専門にして多数の著作を持つ汐見氏は、子どもが発しているメッセージに大人が気づいておらず、適切な対処ができていないと指摘している。現状と問題点と打開策についてのインタビュー詳細を紹介。2013.12.04 Business Journal
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