スマートフォンなどの携帯電話を持つ中高生のうち、携帯電話やインターネットへの依存度が高い生徒の方が、低い生徒に比べて携帯電話の利用で迷惑メールなどの被害を受けたり、親との約束を破るといった問題行動を起こしたりする割合が高いことが、警視庁のアンケート調査で分かりました。警視庁はことし7月、都内の14の中学校と高校に通う2年生と3年生およそ4250人を対象に、携帯電話やインターネットの利用についてアンケートを行いました。その結果、携帯電話が手元にないと不安や、予定の時間が来ても携帯電話でインターネットを見るのをやめられないなど、15項目のうち4つ以上当てはまる依存度が高い生徒は、全体のおよそ31%に上りました。さらに、こうした依存度の高い生徒のほぼ半数が、携帯電話の利用で料金の不正請求を受けるとか、迷惑メールを受ける被害にあっていたほか、保護者との約束を破るとか、夜遅くまで友だちと遊ぶといった問題行動をした生徒の割合は、依存度が低い生徒より高かったということです。また、依存度が高い生徒が使っている携帯電話の82%はスマートフォンでした。警視庁はスマートフォンなどへの依存が子どもの被害や非行の危険性を高めているとして、利用時間を決めることなどの重要性を生徒や親に呼びかけていくことにしています。2013.11.29 まとめアットウィキ