英オックスフォード大学の研究チームがイギリスに住む5489人の子どもを対象におこなった調査によると、母乳歴が4カ月以上の子どもで年齢相応の学力があるとされたのは60%と最も多く、次いで母乳歴2~4カ月が56%、2カ月以下が49%、母乳を飲んだことがない子どもは37%と、母乳を飲んでいた期間の長さによって学力が異なることが明らかになったという。調査では、子どもたちが生後9カ月のときに母親に授乳の習慣をインタビューしたところ、全体の3分の2の子どもが母乳を飲んだことがあり、そのうちの32%は母乳&粉ミルクを4カ月以上、16%は母乳のみを4カ月以上飲んでいた。調査では、これらの子どもたちが幼稚園を卒園するときの学力の状態を測定。研究者らによると、母乳で育った子どもが頭がよくなる理由は、母乳に含まれる脂肪酸が認知発達を助けるためだと考えられるそう。一方で、母乳を飲まなかった子どもは感染症に弱いため、発達が遅れる可能性があるという。2013.12.26 IRORIO
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