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家族・親戚の集まりのストレスを「マインドフルネス」のトレーニングに替える

身体と呼吸に意識を集中する。状況のさなかに、数秒間だけ、自分の姿勢やカラダの感覚に注意を向けます。「長く座りすぎていないか?」などを感じてみるのです。そして、何度か意識的に呼吸します。これは、自分自身を現在に引き戻すための「センタリング」の練習です。

自分勝手な考えに気づく。ほかの人と接していてイライラする時というのは、自分は何が欲しいのか、自分がどう扱われるべきだと思っているか、他人にどうふるまってもらいたいか、世界はどうあるべきかなど、「自分自身の考え」にこだわっている場合がほとんどです。イライラしてきた、と思ったら、「自分の考えや願望に焦点を当てている」という事実に気がつくことが大切です。

相手が求めているものを尋ねる。「自分が欲しいもの」を考えるのではなく、「相手が必要としているもの」を聞き、自分が何ができるか考えてみましょう。相手の立場に立って考えるのです。相手を判断せずに、相手の苦しみを共感しようとしてみましょう。

 相手の話に耳を傾ける。ときどき人には、ただ話を聞いてほしいという時があります。けれどもそういう時、私たちは100%集中して聞いていないことがほとんどです。自分の意見や、「次は何を言おうか」といった考えは入れずに、相手の話をただ聞く練習をしてみましょう。相手に共感し、その気持ちを想像して、何を伝えたいのかに集中するのです。

考えが生まれる様子を観察する。偏りのない観察者になって、自分の考えがどこか深いところから湧き上がってくる様子を観察してみましょう。そういう考えが浮かんでくるとは予想していましたか? 次に生まれてくる考えが予想できますか? どんな考えが浮かび上がろうとしていますか? その考えは「自分の中から生まれたもの」でしょうか? それとも、流れる雲のようにとりとめのないものでしょうか?

コントロールするのをやめる。ストレスは、物事の流れ方や結果をコントロールしたい、という考えから生まれることが多いものです。けれどももちろん、何かを本当にコントロールすることなど不可能です。私たちはただ、「コントロールできる」とか、「コントロールしたい」とか考えているだけなのです。起こることに抵抗しないあり方を練習してみましょう。何が起こっても、実際に起きたことを受け入れる練習をしてみるのです。

1つの作業に「自分のすべて」を注ぐ。コーヒーをカップに注いでいる時、それが「宇宙のすべて」であると考えてみましょう。つまり、広い宇宙に「コーヒーを注ぐ」という行為とその瞬間しかないと考えてみるのです。これができたら次は、誰かと話をする時、フルーツを食べる時、階段を上る時、大切な人にキスする時にも応用してみましょう。

感謝の心を育てる。ストレスは、「こうだったらいいのに」というように、「現実とは異なる状況」を願うことによって生まれます。けれども世界は、ありのままで素晴らしいものです。意識を世界に向け、そこに存在するものに気づき、その中に美しさを見て、感謝できるようになりたいものです。それには継続的な練習が必要です。
2013.12.31  lifehacker

編集部