目標がどうしても達成できないような気がする場合、そう感じてしまう理由の一端は「時間の認識の仕方」にあります。つまり、どうしても直せない自分の欠点が原因なのではありません。これを知っておけば、将来的な成功の可能性が高まります。自分の意志の弱さを責めるより、必要な時間をうまく見積もる方法を見つけましょう。自分に課せられたタスクの実情を踏まえたうえで、現実的で具体的な枠組で、目標の達成時期を決めるのです。
そのように枠組みを変えるだけで、行動にも直接の影響が現れる場合があります。ペンシルベニア大学の神経科学者Joseph W. Kable氏は、ワシントンDCとニューヨーク市で、地下鉄のプラットフォームに次の電車が来るまでの待ち時間を表示するようにしたところ、「決断するうえでの不確かさ」がなくなったという例を引いています。「(地下鉄を)待つ時間があるか、それとも会議に遅れないようタクシーを拾うべきかと、判断に迷うことがなくなりました。こうした手がかりがあって不確かさを解消できるなら、判断はとても楽になります。問題は、その手がかりを得られるかどうかだけなのです」2014.1.4 lifehacker