青森山田高校(青森市)が、青森県外の選手に対して、授業料が一部免除となるスポーツ特待生の勧誘活動をやめ、スポーツ特待生が大幅に減少していることが、同校などへの取材で分かった。同校によると、スポーツ特待生を積極的に受け入れ始めたのは1990年代半ば。地元の生徒たちに自信をつけてもらうのが狙いだった。ピーク時は1学年約140人の特待生がいたが、来年度入学予定は約50人にとどまる。半数以上が県内選手という。花田惇校長は「特待生をとればとるほど赤字になる。勝利至上主義から脱却したい。今まで他県に向いていた目を青森中心に移し、地元の子どもを育てたい」と語った。2014.1.2 読売新聞