この製品は、煙は出ませんが、発がん物質を約 30 種類含んでおり、がん(口
腔・食道・胃・膵臓など)、心疾患、脳血管疾患などのリスクを高めるほか、妊
婦が使用すると死産のリスクが高まるというデータも出ています。
使用時には血中ニコチン濃度が速やかに上昇し、ニコチン依存も生じます。
普通のタバコと違って、使用中も周囲の人に気付かれにくいため、未成年者
に広まる可能性があり(現実に米国では無煙タバコを使用する青少年が増加し
ています)、中には無煙タバコから始めて普通のタバコ喫煙に移行する者も出て
くると予想されます。
さらに、小さなティーバッグ状のため、乳幼児でも口に入れやすく、誤飲の
危険性が大きいと考えられます。また、ニコチン等の成分の溶出が早いため、
万が一飲み込んだ場合、ニコチンが急速に吸収される危険性があります。
本製品は、煙が出ないため害が少ないと思われがちですが、上記のようなリ
スクが明らかであり、たとえば欧州連合(EU)諸国では、スウェーデンを除い
て販売が禁止されています。2014.1.16 日本小児保健協会
【セミナータイトル】 【認知行…