先日、2013年の自殺者が4年連続で減少傾向にあることはイロリオでもお伝えしたが、人口10万人あたりの自殺者数1位となった山梨県は7年連続のワーストワンとなっている。この有難くない記録に一役買っているのは県内の景気動向などではなく、青木ケ原樹海だと1月17日付の毎日新聞が報じている。
同紙によれば、警察統計の自殺者数は遺体の発見場所でカウントされるため、樹海で発見された自殺者は山梨県の自殺者と見なされ、山梨県の自殺者数を押し上げる結果となっているということのようだ。山梨県の資料によれば、住所に基づいた自殺者率は2012年で全国17位。警察統計の発見地ベースの自殺率は住所ベースのものと比較すると1.4倍となっており、県外者の自殺が多いことがわかる。2014.1.17 IRORIO