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第六感(シックスセンス)は存在しないことが明らかに!!科学者「第六感?それ勘違いや」

映画のタイトルにもなった「第六感(シックスセンス)」。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外のもので五感を超えるものを指す感覚であり、理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのことを言います。ところが最新研究によると、この感覚は存在しなことが明らかとなりました。「第六感」や「超感覚的知覚(ESP)」として知られる感覚は、予知、テレパシー、透視、霊感、勘などとしても扱われており、多くの人がなんとなく信じています。科学的根拠がないために、集合的無意識によるシンクロニシティ(共時性「偶然の一致」)による説明や、量子論に基づく説明も試みられています。最新研究によると、この第六感は存在しないといい、脳が情報処理をする時間がないときに感じる「勘違い」だといいます。行われた実験では、参加者に同じ女性が写った微妙に異なる2枚の写真が見せられました。この写真の女性は、髪形や装飾品などが少しだけ変えられています。参加者は写真を、それぞれ1秒間の間隔を置いて1.5秒ずつ見せられました。その後、参加者に2枚の写真の違いを質問し、9つの項目「イヤリング」「ネックレス」「眼鏡」「帽子」「口紅」「アイシャドウ」「アイライナー」「衣服」「髪」からその違いを選ばせました。その結果、参加者は具体的にどの部分が変化しているのかを特定することはできませんでしたが、何かが変化していること自体は認識していました。またその変化を感覚的に感じると認識していることが分かりました。メルボルン大学で心理学を専門としているハウ教授によると、五感で認識しているにも関わらず変化を特定しきれない場合、違和感として認識され、それらを第六感と感じていると指摘しています。超能力などの不思議な能力は、どうやら五感によってもたらされた情報を脳が処理しきれない場合に感じる”幻想”のようですね。2014.1.18  ひまじん速報

原著論文
The sixth sense DEBUNKED: Psychic powers don’t exist and are just a trick of the brain, claims study – Mail Online

編集部