Categories: ニュース

第六感は存在しない! 直感的能力は脳の仕業であることが判明

五感を用いずに情報を得る第六感は、ESP(超感覚的知覚)と呼ばれている。しかし、豪メルボルン大学心理学科のハウ博士は実験により、「この現象は、脳が情報を処理する充分な時間を与えられなかったために起こる “勘違い” だ」と結論づけている。我々は、五感によって知覚した情報を脳が処理しきれなかった場合に、それを第六感だと感じてしまうのだという。実験では、被験者に女性が写った写真を1.5秒間見せた後、1秒の間隔を空け、再び同じ写真を見せる実験を行った。実験のうちの数回は、髪型など少し違いが加えられた写真が混ぜられており、被験者が認識できるか反応を見た。被験者に2枚目の写真を見せた後、両写真が同じものだったか訊ね、もし違いがあるなら「イヤリング、ネックレス、眼鏡、帽子、口紅、アイシャドー、アイライナー、服、髪型」の9項目から、どこに変化があったか選んでもらった。その結果、写真に違いがある場合、被験者は具体的にどこが違うのか特定できなくても、何かが違うと感覚的に認識していることが判明した。次に、人間の顔が写っていない別の写真で同じ実験を行ったが、結果は同じだった。2014.01.21 Rocketnews24

元論文:
The sixth sense DEBUNKED: Psychic powers don’t exist and are just a trick of the brain, claims study

 

編集部