癌・心臓病・脳卒中などの成人病にかかった疑いのある人を除いた 51歳〜72歳の男女83,377人を対象に、睡眠と肥満との関係が調査されました。中高年は睡眠以外に体重に関わる要素が多いため、研究は長期に渡り、今でも続けられています。7年にも及ぶ追跡研究の結果、体重が5キロ以上増えた人が多かったのは睡眠時間が5時間未満の男女で、平均的な7〜8時間眠るグループよりも130倍の確率で体重が増加していました。この結果を見ると、5時間以下の睡眠時間は肥満傾向になりやすいことがはっきりしました。9時間以上眠るグループでは1.02倍とのことで、このグループに属する人の体重はほぼ横ばいと考えてよいそうです。睡眠時間が短くなるほど、体重増加のリスクが高まることが明らかになりましたが、9時間以上寝たら痩せるか、ということについては解明できていないようです。2014.1.27 美レンジャー
原著リンク A Large Prospective Investigation of Sleep Duration, Weight Change, and Obesity in the NIH-AARP Diet and Health Study Cohort -EPIDEMIOLOGY
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