人は、裕福になるほど、右派的な政治家に投票するようになり、「社会福祉の拡大」や「富裕層への増税」といった、富を分配する政策に反対するようになる。これは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのナタブドゥ・ポウドサビー教授と、ウォーリック大学のアンドリュー・オズワルド教授が、英国で宝くじに当たった数千名を対象に行った調査(PDF)の結果だ。この調査によると、宝くじで得た金額が大きい人ほど、右派的な考え方が強くなったという。これらの人々の多くが、かつて左派的な政治家に票を投じていたにもかかわらずだ。また、当たった金額が大きいほど、「普通の人々はすでに、社会の富から十分な分け前をもらっている」という考え方を信奉するようになるという。2013.2.12 HUFFPOST