1時間あたりの酸素飽和度低下指数Oxygen Desaturation Index(ODI)が10を超えているCPAP治療中の125人のOSA患者に、4晩だけCPAP治療をやめるようお願いした。そしてCPAPをやめた 4日目の晩に夜間パルスオキシメーターを装着した。このとき、1時間あたりODIが10を超える場合、OSAが遷延しているものと考えた。OSAの再発が なかった患者は、さらにCPAP治療をやめた状態で2週間後にパルスオキシメーターを装着した。
結果71%の患者において、 CPAPを中断後OSAが再発した(グループ1)。それゆえ、残りの29%はOSAが再発しなかった(グループ2)。グループ2の患者の55%がCPAP 中断2週間後、1時間あたりのODIが10を超えた。そのため、45%の患者は再発がないままだった。
多変量解析において、ベースラインにおける高いODI、長期のCPAP治療、現喫煙者、頚部周囲径が大きいことはCPAP中断後4晩目の高いODIと独立して関連していた(すべてp<0.05)。
CPAP治療をやめたあと、3分の1の患者は4日経過してもOSAを再発しなかった。またそのうちの半数程度は2週間経過しても再発しなかった。短期的ではあるものの、OSAの患者の多くはCPAP治療を中断することは可能かもしれない。2014.2.14 呼吸器内科医pulmomary.exblog.jp
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