フィンランドのアアルト大学の最新の研究結果によると、洋の東西を問わず、人類は自らの感情を「身体の状態の変化を通じて」経験しているそうだ。同研究の従事者は、人間の心によって引き起こされる様々な感情が、身体にも感覚を誘発し、それぞれの感情によって身体で感じる箇所やその感じ方の強度に違いがあることを解明した。画像は、それぞれの感情によって人の体が感じた箇所を「強(=赤)」から「弱(=青)」で色づけしたマッピング図である。「怒り」や「恐れ」などのそれぞれの感情が身体のどの部位で強く感じられ、弱く感じられるかを画像化した図。色は強度を表しており、体温とは関係は無い。このマッピング図は、フィンランドとスウェーデン、そして台湾から700人以上もの被験者からの情報を取集して作られた。被験者は様々な感情によってより強く、あるいは弱く感じる身体の領域を示し、回答した。その結果によると、感情によって感じる身体の部位のパターンは、西洋や東アジアのように違った文化圏でも一様で特に大きな違いは無かった。よって、感情とそれに対応する身体の部位のパターンは、文化差に左右されることはなく、より生物学的な根拠で起きるものなのだと結論付けられている。2014.02.26 マイナビニュース
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