自傷行為をやめさせるためには、「傷つけちゃだめ」「もうしないって私と約束して」と言ってもだめで、結局その人の抱えている辛つらさを解決しなければいけません。「ハッピーな人は自傷行為をしない」との言葉に、深くうなずきました。「親からもらった体を傷つけるようなことをしてはいけない」と自傷行為を道徳の観点から否定しても、その人は心を閉ざしてしまうだけなのです。
産婦人科医や助産師が担うことの多い「命の教育」にも同じ危うさがあります。「命は大切だ」「あなたは望まれて生まれてきた」と言っても、そもそも育てられる過程で自分は他者にとって大切な存在だということが実感出来ていない若者からすれば、「みんなは大切な存在なんだ、でも自分は違う」と余計に追いつめられてしまうそうです。赤ちゃんを実際に抱っこさせるという命の教育もあるようですが、虐待された経験のある人は大事にされている赤ちゃんを見ると腹が立つことがあるのだと言います。(中略)命の教育は、メルヘンチックなものではなく、残り8~9割の命を大切に出来る若者たちに、「周りにそういう友達がいたら力になって信頼出来る大人につないであげてほしい」ということを伝えるものとなるべきではないかというお話に、私も深くうなずきました。(中略)講演の後に、今まで命の教育を行ってきた方からの困惑の声があがりましたが、「教育は子どものためであって、教育を行う者の存在意義や自己満足のためではないのでは」と発言してしまいました。2014.2.26 yomiDr.
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