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【東京】東京加害者臨床研究会:第17回例会ご案内 5/19

DV加害者心理療法研修会

加害者との面接でお困りの現場の方に、朗報です。

DV防止法の施行以後、精神科クリニックや相談室に来所するDV加害者が増えており、加害者の心理療法の方法論に関する研修の必要性が高まっています。しかし、加害者は言い訳や自分の考えの正当化などにより変化しにくく、臨床家にとって独特な困難を感じさせます。

心理相談機関“メンタルサービスセンター”では、その代表・草柳和之(下方にプロフィールあり)が創案し体系化した、加害者の変化を促す有効なアプローチを、2001年5月より『DV加害者心理療法研修会(二日間)』を通して提供してきました。この研修会は毎回好評を得ており、参加者から、より発展した研修の要望が寄せられてきたため、2014年5月、この分野に関心ある臨床家が集まり、自主運営の研究会を立ち上げました。

本研究会の活動によって、日本の臨床家が加害者に対して効果的な面接ができるような“臨床力”の底上げに貢献していきたいと考えています。関心のある方のご参加をお待ちしております。

●このアプローチは被害者支援との整合性を大切にしており、被害者の面接にも大いに役立ちます.
●こだわりの強い加害者クライエントを揺さぶり、臨床家のペースに持っていく面接スキルがあります.
●加害者クライエントの面接に関して、戸惑いなく確信をもった方針で運営できるようになります.
●本研究会で学ぶスキルの多くはbrief therapyの応用で、他の困難ケースの面接に広く活用できます.

■講師業績:草柳和之「DV加害者更生プログラム-体系化された加害者の心理療法序論」
『こころの科学No.172/2013.11』(日本評論社)
:草柳和之「加害者臨床事始め、そしてDV加害者に特化した心理療法の構築へ」
『精神療法Vol.41,No.1/2015.2』(金剛出版)
:草柳和之「加害者臨床としてのDV加害者更生プログラム―DV加害者に特化された心理療法の展開」
原田誠一編『外来精神科診療シリーズ 精神医療から見たわが国の特徴と問題点/2017.12』(中山書店)

【例会内容予定】
加害者の心理療法の理論の基礎をレクチャー、講師による面接の実演、スキルトレーニングを実施する。

〔日 時〕2018年5月19日(土)14:00~17:00 (終了後,懇親会)〈次回:8/5(日)〉
〔講 師〕草柳和之(大東文化大学非常勤講師) ✿平成27年度・社会貢献者表彰を受賞✿
〔参加費〕3,000円(初回参加の方2,000円)
〔会 場〕がんばれ! 子供村・3階プレイルーム :豊島区雑司ケ谷3-12-9
〔徒歩〕池袋駅13分/副都心線雑司ヶ谷駅7分

【予約申込::東京加害者臨床研究会世話人】
健康科学大学 専任講師 鈴木真吾
shsuzuki@kenkoudai.ac.jp(優先)Tel.0555-83-5287
→下のメンタルサービスセンターのHPに情報あり.
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/

《講師紹介: 草柳和之》
メンタルサービスセンター代表・カウンセラー.大東文化大学非常勤講師.DV被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの体系的実践に着手,その方法論の整備,専門家研修の提供等により,この分野をリードしてきた. 日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員.
著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店),『DV加害男性への心理臨臨床の試み-脱暴力プログラムの新展開』(新水社)他,多数.
家庭裁判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から,幅広く講演や研修会の依頼を受けており, その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.
日本カウンセリング学会認定カウンセラー. NLPマスター・プラクティショナー.
長年のDV問題の先駆的・模範的取り組みが評価され、社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰を受賞した。

・・・・・・・・■| “加害者臨床”の言葉について|■・・・・・・・
草柳和之による造語。雑誌『現代のエスプリNo.491:
加害者臨床』(至文堂,2008年)として特集されたように,
近年,徐々に専門家の間で,この用語が使用されてきてい
る。この言葉の初出は,草柳和之の論文「加害者のDV
克服支援からの新たな視点-フェミニズムと“加害者
臨床”の統合モデルに向けての試論」 『国立婦人教育会
館研究紀要第4号,2000』 である.
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編集部