一般社団法人日本家族心理学会研修委員会主催 2022 年度第 1 回研修会
家族をシステムとして考える
心理支援の現場では、個人の心や行動の仕組みに焦点を当てて考えることが多いのですが、家族心理学は、むしろ家族内メンバー間に生起する様々な関係から考え始めます。この考え方の基礎をなす理論が、システム論(より正確にはシステム思考)です。多くの場合にまずシステム論を学んでから家族への応用を説明することも多いのですが、今回は家族を例にとってシステム論を紹介します。
システム論は、生態から気象、銀河まで、様々な現象を説明する基本的な理論です。従って、心理支援についていえば、家族カウンセリングだけではなく、チームや集団内で起きている出来事はもちろん、個人カウンセリングで起きている現象も説明できます。単に説明できるだけではなく、支援方法を考える上で重要な役割を果たすことができるのではないか、と思います。今回の研修が、システム論についてともに学び、心理支援につながる手がかりになることを願っています。
記
講 師:大熊保彦(東京家政大学大学院)
日 時:2022 年5月 29 日(日曜日)10:00〜16:00(昼食休憩 1 時間程度)
方 法:Zoom によるオンライン講座(オンタイム+録画視聴もしくは録画視聴のみ)
定 員:100 名(オンタイム+録画視聴)。録画視聴のみは人数制限無し。
内 容:
1.家族を例にシステム論を考える
2.システム論に基づいた家族カウンセリング技法を体験する
3.個人カウンセリングを含む心理支援をシステム論的に考える
4.まとめ~全体的討論~
参 加 費:
① 日本家族心理学会会員 正会員:8,000 円 学生会員:5,000 円
② 家族心理士・家族心理士補・家族相談士の有資格者:8,000 円
③ 非会員の学生(大学院生・学部生):5,000 円
④ ①②③以外の一般参加者:10,000 円
* オンタイム+録画視聴と録画視聴は、同一料金です。
研修ポイント
* 家族心理士・家族心理士補・家族相談士;2ポイント
* 臨床心理士;2 ポイント
* 研修証明書発行に際しては、受講後アンケートへの回答が必須となります。アン
ケートの回答期限を過ぎると回答そのものが出来なくなり、研修証明書を発行でき
なくなりますのでご注意下さい。
その他、申込方法や期限等、詳細は日本家族心理学会研修委員会HPをご覧ください。
https://jafp-web.org/training