2023年度「児童福祉ワークディスカッション」のご案内
児童福祉ワークディスカッションは、児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設、児童相談所などの現場で臨床実践を行っている臨床家を対象としたグループです。
前半30分で指定文献についてのフリーディスカッション、後半90分で参加者が提示する臨床素材についてのワークディスカッションを行います。
取り上げる文献は、今年度から引き続き、メアリー・ボストン&ロレーヌ・スザー編『被虐待児の精神分析的心理療法―タビストック・クリニックのアプローチ』(金剛出版)と、新たにアン・ホーン&モニカ・ラニャード編『子どもの精神分析的心理療法のアセスメントとコンサルテーション』(誠信書房)を読んでいきます。
過酷な家庭環境および複雑な状況下で傷つき混乱を経験した子どもたちが自らの心にいかに触れていけるのか? セラピストが心をもった他者としてこのような子どもたちにいかにアプローチできるのか? 皆で考え学んでいきたいと思います。
臨床素材のワークディスカッションでは、毎回、参加者が関わっている困難ケースについて、グループメンバーそれぞれが自分の心を使って感じ考え、言葉にし、皆でその理解を共有していきます。
心理的な関わりが無意味に思えてしまう程の過酷な環境におかれた子どもたちに、私たち心理士ができることは何なのか?
心理療法も環境調整や生活支援も、そこに関わる自分たちが子どもの心と自分たちの心に対する眼差しを向け、それを大切にできる臨床を行なっていくことを目指します。
心が張り裂けそうな想いをしている児童福祉領域で働く施設セラピストの皆さんのご参加をお待ちしております。
■募集内容・スケジュール
■対象:児童福祉領域で働くセラピスト
※精神分析的な観点を生かした児童養護施設臨床に関心がある方
■定員:10名
■日程:2023年4月より、第4水曜日[全10回]
■時間:19時30分~21時30分
■料金:全10回35,000円(1回3,500円)※分割払い可
■開催方法:Zoomによるオンライン開催
■内容:【前半30分】指定文献についてのフリーディスカッション
【後半90分】臨床素材のワークディスカッション
■申込方法・支払方法
以下のURLより、お申込みください。
https://forms.gle/1XvypgJL7xCupD8y8
■グループリーダーの紹介
小笠原 貴史(おがさはら たかふみ)
臨床心理士、公認心理師、サポチル認定子どもの精神分析的心理療法士。
現在、こうぬま心理相談室/新宿こどもとかぞくのこころの相談室
共編著『子どもの精神分析的セラピストになること』金剛出版。
■お問い合わせ:info@kodomo-kazoku-kokoro.com
新宿こどもとかぞくのこころの相談室
https://www.kodomo-kazoku-kokoro.com
■募集案内PDF:
https://drive.google.com/file/d/1yIPBxb6cQEqUeflQOacTTjMZp91HSVfD/view?usp=sharing
【セミナータイトル】 【認知行…