ストレス軽減のはずが逆効果 状況次第では敢えて明るくしようとすると余計落ち込むとの調査結果

米フランクリン&マーシャル・カレッジの心理学者、アリソン・トロイ氏の実験では、最近ストレスを感じたという被験者に対し、オンライン調査でうつ傾向及び不安レベルを測り、オンライン調査の1週間後、被験者には心の平穏を保っていられる内容の映画を観てもらい、続いて3つの悲しい映画を鑑賞してもらった。これらの映画を観ている間、ランダムに指名した被験者に、明るい部分を意識しながら映画を観るようお願いした。その結果、家族の病気など自分ではどうにもならない類のストレスを抱えていた被験者は、悲しい感情をコントロールすること(認知的再評価)でうつ傾向は軽減されたが、自分次第で何とでもなるストレスを抱えている人の場合、認知的再評価によりうつ傾向が強くなったという。ネガティブにとらえないようにと、事実や状況を捻じ曲げて認識すると、人は事態を打開しようという気にならなくなると考察されている。2013.10.29 IRORIO


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