若者の失職期間、携帯電話あれば短くなる傾向 パソコンは逆効果 NPOなど調査

若者の就労支援を行うNPO法人「育て上げ」ネット(工藤啓理事長、東京都立川市)と立命館大が、就労していない15~39歳の若者(若年無業者)約2200人を対象にした調査結果をまとめた。携帯電話を持つ若者は失職期間が比較的短くなり、パソコン保有者は逆に長期化する傾向が認められた。失職期間の長さに影響する要因は、「生活環境」「日常生活」「(前職の)退職理由」など6項目から分析。日常的な外出や友人らとの集団行動を「する」と回答した若者は、「しない」と回答した若者より失職期間が短い傾向があった。また、生活環境のなかで携帯電話を持っている若者は、持っていない人よりも失職期間が短くなる一方、自分用のパソコンは持っている方が長期化する傾向があるという。立命館大大学院の西田亮介特別招聘教授は、「孤立せずに周囲の人と関係を維持することの重要性が示された。パソコンは、ゲームなどコミュニケーション以外の手段で使われているのではないか」と話す。2013.10.29 msn


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