月経前、心身に不調を感じる女性は2~5割とされる。中でも特に精神症状が重い場合、鬱病の一種である「月経前不快気分障害」(PMDD)の可能性があり、服薬で治療が可能といわれている。東京女子医大東医療センター精神科の山田和男教授によると、PMDDは月経の7~10日前に症状が出始め、月経開始とともに症状は消える。だるさやむくみ、不安感など月経前に心身に症状が出る「月経前症候群」(PMS)に比べ、精神的な症状が重いという。PMDDの原因はまだ明らかになっていないが、女性ホルモンの一種、プロゲステロンかその代謝産物のいずれかの働き掛けで、情動や食欲、睡眠などをコントロールするセロトニンが減少することで引き起こされるとみられている。2013.11.06 iza 産経デジタル
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