先日発売された『本当は怖い小学一年生』(汐見稔幸/ポプラ社)によると、椅子にじっと座っていられず教室内を歩き回ったり、配ったプリントを紙飛行機にして飛ばしたりといった行動を起こす小学1年生の問題を、教育界では“小一プロブレム”と呼ぶという。これは「日本特有の現象」で、海外ではこのような報告は見られないといい、日本の保育園の受け入れ態勢の問題点が関連しているという。一人の先生が30〜40人の園児を受け持っている日本の幼稚園や保育園の環境は、「指示されたら動けばいい」というように適応しがちで、自分で規律を求めるという「自律的な秩序感」が芽生えにくいと指摘。「年齢にふさわしい秩序感」が育たないまま小学校に入学してくるため、小一プロブレムのようなことが起こりやすくなるという。2013.11.19 ダ・ヴィンチ
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