蘭アムステルダム自由大学の心理学者、Sander Koole氏の実験では、調査員が大学構内で被験者に質問に答えるようお願いしてアンケート用紙を渡し、一部の被験者に対しては、調査員が肩に軽く手を触れながら用紙を渡した。すると同じように自尊心が低下している人でも、肩に触れられた被験者の方が死への恐怖が少ないことが、質問に対する答えから明らかになった。また同じく肩に触れられた人の方が、死を意識させられた後も社交的に振る舞っていた。そこで同氏らは「自尊心の低い人は死の恐怖と向き合ったとき、誰かと触れ合っていたいと思っている」との仮説を導き出した。実験の結果、自己評価が低下している際、テディーベアに触れているだけで、被験者の恐怖は癒されていた。2013.11.20 IRORIO
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