ウェスタンシドニー大学の研究によると、人は、他人が走っている動画を観ると、あたかも自分が運動しているかのように心拍数や呼吸速度、皮膚血流、発汗量などが上がることが明らかになった。また、動画の中の人が体を動かすのをやめると、見てる側の心拍数なども通常に戻るという。第三者の動きを見るだけで自分の筋肉交感神経の動きが活発になることが証明されたのは、今回が初めて。実験は、被験者の神経に極細の針を通しておこなわれ、神経細胞から血管に送られる電気信号を記録。リラックスしてソファに座った状態と、その状態で人がジョギングをしているビデオを観てもらったときの体の変化を比較した。研究を指揮したレイチェル・ブラウン女史によれば、ビデオを観たときに表れた身体的な反応は心因性のもので、体ではなく心に起因していたとのこと。2013.11.25.IRORIO
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