子どもの体力は世界的に低下傾向 持久走のタイムはこの30年で90秒遅くなっていると判明

南オーストラリア大学の研究チームが1964年から2010年のあいだに発表された調査・研究結果を分析し、子どもの体力を評価するうえで一番基礎となる心肺の持久性(いわゆる持久力)がどのように変化したかを検証した。対象となったのは28カ国、9歳から17歳までの子ども2500万人。5~15分間でどれだけの距離を走れるか、あるいは0.5~2マイル(約800~3200メートル)の距離を何分で走れるかをテストした結果を30年前と比べると、1マイル(約1600メートル)走るのに要する時間は世界的に平均90秒遅くなっており、持久力が15%低下していることがわかった。主任研究者のGrant Tomkinson博士によれば、要因は体脂肪の増加だ。体脂肪が増えれば持久力は低下する。その原因として、室内でゲームばかりしているなど、昔と比べて子どもが外で遊ばなくなったことなども挙げられるが、公園が減る、治安の問題で外で遊ぼうにも遊べない/徒歩通学ができない、あるいは教育費の削減で体育の授業を行わない学校がある(米国)といった問題もある。2013.11.23 IRORIO


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