茂木氏によると、一卵性双生児(つまり、全く同じ遺伝子を持った2人)を対象にした研究によれば、遺伝子が知能指数に与える影響は、ほぼ50%だという。また、第一子(長男や長女)の方が、第二子以降(次男や次女、あるいはそれよりも後に生まれた子ども)よりも、知能指数の値がやや高めに出る傾向があるという研究結果もある。一方、常識にとらわれない新しいことをやる人は、第二子以降にむしろ多いらしい。そもそも、知能指数の値というものは、生きていくうちに変化し、毎日脳をどう使うかで、脳の働きは変わってくることが分かっている。第一子の方が第二子以降よりも知能指数が高く出る傾向があるのは、親が第一子の教育には熱心だが、第二子以降はそれほどの力を入れないなど、さまざまな環境要因があると推定されている(遺伝子的に見れば、第一子も第二子も統計的に同等である)。つまり、頭の良さも、生まれてからの環境、努力次第なのだというのが茂木氏の出した結論である。2013.11.28カラパイア
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