父親不在の環境で育つと大人になってからの社会行動に影響が出やすくなる:カナダ研究

カナダ・マギル大学の研究グループの調査で明らかになった。実験では、ネズミのつがいをつくって、生まれた子どもを両親で育てるグループと母親だけで育てるグループの子ネズミを比較観察した。すると、母親だけに育てられた子ネズミには、行動などに攻撃性があったほか、脳の前頭前皮質の欠損も認められたという。また、メスの子ネズミは、覚せい剤に非常に敏感であることもわかった。「こうした観察結果は人間にもあてはまる」と研究者は語る。前頭前皮質は考えや行動の編成、ネガティブな衝動の抑制などに関係する分野とされている。そのため、人間でいえば常軌を逸した行動をとったり、薬物などを乱用したりするリスクが高まるのだという。2013.12.6  IRORIO


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