ウイルスに感染したまま妊娠・出産すると子どもが自閉症で生まれてくる確率が高いことは知られている。米国のカルフォルニア工科大学の研究グループが行った実験では、ウイルス感染させたネズミから生まれ、自閉症の症状がある子ネズミに腸内細菌を構成する菌のひとつであるバクテロイデスを投与したところ、自閉症の症状とされる行動に改善が認められたという。具体的には、他のネズミと積極的にコミュニケーションをとるようになり、自閉症の症状のひとつである反復行動も減少したという。研究者は「今回の研究で、腸内環境の問題と神経発達障害との間に関連性が明らかになった。裏を返せば、腸内環境を整えることで神経発達障害の症状を軽減することができるようになる」と話す。今後は実際に治療として提供できるようにさらに研究を進めるとしている。2013.12.6 IRORIO
参考 プロバイオティクス(Probiotics)とは人体に良い影響を与える微生物。または、それらを含む製品、食品のこと。wikipedia
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