ある大学で起きた研究不正についての実例  個人ブログ

教授の意見に異を唱える事が多くなってきたAさんは研究室で浮いた存在となりました。
B教授とは方針が合わないので転職したいと他の先生に相談をすると、「転職活動をしていることがB教授に知れると、研究が全くできなくなる恐れがあるので、今は悟られないよう、なるべく言うことをきいて業績をためた方がいい」とアドバイスされました。B教授の研究室で論文数を稼ぎつつ公募に応募した結果、Aさんは同じ大学の別の研究室の准教授に採用され抜け出すことができました。しかし、その翌年に外部からB教授の論文不正が指摘され、Aさんが筆頭著者である複数の論文にも不正が発覚しました。これにより、Aさんは懲戒処分を受け、異動先の研究室でも揉めてしまうことになります。研究室では、人事、予算配分などすべての権限を教授一人が握っているため、教授の言うことに異を唱えられない雰囲気があります。教授もこのような中にいると、自分がすべて正しいと思い込み、不正をしているとの自覚が持てなかったのではないかとAさんは推測しています。周囲も教授の言うことになんでも従う雰囲気があり、おかしいと思ったAさん一人では状況を変えることができず、自らも巻き込まれる結果となってしまいました。2013.12.7  werblerの日記


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