細胞の中の“染色体”と呼ばれるものの中に、“テロメア”というものがあります。細胞分裂をするとこのテロメアが短くなり、テロメアがなくなると細胞分裂ができなくなってしまうのです。つまりテロメアは細胞分裂の回数券といったところ。テロメアが短いほど細胞の老化が進んでいる、ということです。テロメアの存在が細胞の老化に関わっているのですが、カリフォルニア大学のエリッサ・エペル博士がテロメアとストレスの関係についてのある実験をしました。女性50人に数学の問題を解かせたり、人前で話をするというストレスを与えた後、テロメアの長さを測定したのです。すると、ストレスになる状況を予測した時に脅威や怖れの気持ちが高い人ほど、テロメアが短く細胞の老化が進んでいることが明らかになりました。先のことに恐れて不安を抱きがちな性格の人が、慢性的にストレスをによる細胞の老化を招きやすいのではないか? という結果だったのです。2013.2.16 WooRis
テロメア-wikipedia
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