中国河南省の鄭州市で、知的障がいのある48歳の男性が自宅に設置された檻の中で長年監禁されているという事実が発覚した。男性の名前はPeng Weiqingさん。6歳の時に檻に入れられて以来、驚くことに42年もの長い年月をそこの中で過ごしてきたという。Weiqingさんの母親であるPeng Waimeiさん(80)は自宅でメディアの取材に応じ、「息子は赤ちゃんの時の高熱で脳に後遺症が残り、6歳からはてんかん症状を起こすようになりました。歩いていると突然発作を起こしてガクンと体が崩れ、顔を打っては血を流したりするのです。それ以来、転倒や危険物でのケガから息子を守るには檻の中が最も安全だと思っています」と説明。「息子は暴れ出すと自分でもコントロールが効かなくなるんです。度々ナイフやガラスの破片を手にして、それで自分の体を傷つけようとしました。」だから息子は檻の中が一番なのだという。残念ながら、不満を言葉で表現できない息子の唯一の抵抗が、その大爆発であったとは受け止めてはいないようだ。その一方で「『お母さん』と呼んでくれることはなくても、息子は私の気持ちをちゃんと分かってくれていますよ。私たちは親子ならではの深い絆で結ばれているんですから。」と、改めて自分は愛情深い母親であると主張する。2013.12.16 Tech inshight
トップページに戻る
Copyright © PSY labo All rights reserved.