子どもの食べ物の好みは母親が妊娠中に食べたものに影響される(米研究)

米ペンシルベニア州フィラデルフィアのモネル化学感覚センターの研究者らは、妊娠後期の女性たちに、300ミリリットルのニンジンジュースを週4日、三週間飲んでもらい、出産後二か月間、母乳を授乳をしているときに、同じことを繰り返してもらった。ほかにも同様に、ニンジンジュースをまったく飲まないグループ、妊娠中にだけニンジンジュースを飲むグループ、授乳中にだけニンジンジュースを飲むグループをつくり、それぞれの子供の好みを比較してみた。その結果、妊娠中と授乳中にお母さんがニンジンジュースを飲んだ子供は乳離れすると、他のグループの子供よりも明らかにニンジンを好んで食べるようになり、なくてはいられないほど好物になったという。これは、赤ん坊が子宮の中にいる間つかっている羊水や生まれてから与えられる母乳に、母親が口にした食物の風味がついるため、子供もその食べ物に好感をもつからだというのだ。2013.12.18  カラパイア


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