フィンランドの教育現場~ほんとうの“同胞愛”とは何か~

フィンランドでは、エリート教育はされていない。高い学力の秘密はむしろ生徒間の学力差の小ささにある。成績下位の子どもが少ないことが水準を押し上げているのだ。義務教育は日本と同じ9年だが7歳から16歳まで。最後に到達度をはかる学力テストがあるが、それは公教育を競わせるためのものではない。競争させるよりも学ぶことの意味を理解させるのがフィンランド式だ。すべての子どもがわかるまでを基本にしており、学習に困難が生じている子どもには即座に特別支援学級によるケアが実施される。日本では10万人を超える「不登校」の子どもは、ほぼ「ゼロ」である。病気で登校できない子はいるが、日本のような不登校はいない。日本のように「排除される子ども」がいないため、すこし休みがつづいて登校しにくくなった子も校長がカウンセラーらと協力し家まで迎えに行くと、何度か訪ねれば来てくれるという。そして、教職をもっとも優秀な人がつく職業と考えるため教員の社会的地位が高く、教員組合の力も大きい。2013.12.19  IRORIO


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