信憑性に欠ける生存教諭の証言掲載はなぜ? 大川小検証委の「公正中立・客観性」に遺族が疑問符

2011年の東日本大震災の大津波で、児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校の事故検証委員会が大詰めを迎えている。来年1月には最終報告が公表される見通しだが、これまでの9ヵ月間の検証経過を見る限り、真相究明を求めてきた遺族たちが繰り返し指摘してきた疑問点や要点はほとんどクリアされていない。7日に行われた非公開の遺族向け報告会では、特に唯一の生存教諭の証言の取り扱いついて、遺族たちから懸念の声が相次いだ。 
「A先生の証言は、複数の人の証言から“ウソ”であると明白。それをひとつでも報告書に載せるということは、もはや公正中立に欠ける。白か黒か、まだ調査の段階で、A先生しか証言できない部分を検証委員会の席で検証結果として出していますよね。それは、信憑性にものすごい欠けると思う」
2013.12.20  DIAMOND online


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