イスラエル、テルアビブ大学の研究チームが植物状態(継続1カ月の遷延性植物状態、もしくは3カ月以上の永続性植物状態)にある4人の患者に、家族や友人の写真を見せた場合と、まったく知らない人の写真を見せた場合の脳の活性度をfMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて調べたところ、すべての写真に対し、脳の顔認識にかかわる領域が活性化し、患者が目にしたものを「顔」だと認識していることがわかった。さらに、家族や親しい友人の写真を見せた場合は顔認識の領域以外に、感情や記憶にかかわる領域も活性化することがわかったのだ。これは写真の人物が誰なのか、患者が認識していること、植物状態にあっても、複雑な視覚情報を登録・分類する能力があることを示唆している。2013.12.23 IRORIO
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