東京大学の博士課程で生活習慣病の発症メカニズムを研究する高橋祥子さんら(25)が立ち上げた「ジーンクエスト」は来年1月から遺伝子解析サービスを開始する。検査キットに唾液(だえき)を入れて送ると、4~6週間後に、がんや生活習慣病のなりやすさなど約200項目について結果が送られてくる。結果は医師を介さず、個人のwebページで知らされる。遺伝子が原因で発症する病気については、「診断」につながってしまうため、「精神的な負担を与えかねない」として扱わない。費用は4万9800円で、結果には病気の解説や、根拠となった論文、予防としてできることも添える予定だ。遺伝子情報からは苦みを感じにくいといった味覚の傾向や体質なども分析できる。将来的には遺伝子情報をスマホで携帯し、端末にかざせば、レストランで自分の味覚に合った食事、スポーツジムでは痩せやすいプログラムなど、個人に最適化したサービスを提供できる可能性もあるという。2013.12.27朝日新聞
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