冷戦時のソビエト軍は、当時の米軍と同様に念力とかマインドコントロールの研究にかなりの金額がつぎ込んでいました。ArXivに、そんなソビエト軍の「特殊な研究」についての詳細調査結果が掲載されていました。ドイツのResearch Center of Advanced Robotics and Environmental Scienceのセルジュ・ケルンバッハ氏は、ロシアの技術論文や近年ロシア政府から公開された文書をもとに、ソビエト軍の超心理学研究の実態をまとめました。対象期間は1917年から2003年で、ソ連崩壊から12年も経った時点まで含まれています。超心理学研究は重視されたり、されなかったりしたんですが、なんだかんだでその間かかった費用は最大10億ドル(約1050億円)にも達していた可能性があるそうです。超心理学、またはソビエト流にいうとサイコトロニクス(精神工学)は、今もある研究分野です。ArXivブログでは「これらの研究は『人間の脳はある種の高周波の電磁放射線を受発信でき、他の物体に影響を及ぼすこともできる』という考え方に基づいたもの」だったと説明しています。たとえばソビエトの研究者は、電磁放射線で植物や人間の免疫システムを刺激できると報告しています。サイコトロニック兵器が人間の心を変えられるかどうかもテストされていました。2013.12.31 GIZMODE JAPAN
参考資料 超心理学-wikipedia
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