「口呼吸」が脳の働きに障害を起こしていることが明らかに

医療法人社団智徳会 ファミリー歯科医院の歯科医師、佐野真弘・佐野サヤカ両氏が、「脳の学校」代表の加藤俊徳氏(医師・医学博士)らと行った研究で、「口呼吸は鼻呼吸よりも、前頭葉により酸素消費を生じる」ことを世界で初めて発見したと発表した。呼吸には鼻呼吸と口呼吸があり、人間の通常の呼吸は鼻で行われるが、鼻が詰まったり、激しい運動をした時に、その場をしのぐために口呼吸が行われることがある。口呼吸が習慣化すると、睡眠障害など、二次的な合併症が引き起こされやすくなる。これは「口呼吸習慣病」と呼ばれるもので、普段、口をぽかんと開けている人は「口呼吸習慣病」の可能性がある。また、歯並びの悪い人(歯列不正など)にも口呼吸が多く見られるという。今回の研究では、最新のベクトル脳機能NIRS計測法を使って、近赤外線を頭皮上から照射し脳の酸素活動を計測。その結果、口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなる可能性が明らかになった。また、前頭葉の慢性的な疲労状態により、注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすことが考えられるという。2014.01.10 IRORIO


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